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執筆者の写真Hisami Iwanami

森の住人たち

更新日:2021年7月26日

五輪久保池の下圃場の剪定が終わりました。


ヒーリング🍎りんご農園Iwanamiでは、

少しずつ素敵な試みをしています。


「星の子どもとりんごの木」の絵を描かれているブラジル在住の絵本作家花房葉子さんの教え子さん達や知人のお子様達にりんごの木に名前をつけてい頂けないかとお願いをしました。


ヒーリング🍎りんご農園に因んで、

ものがたりも書いてみました。


👇思いつきで書いたものがたりですが、

チョットご紹介しますね❣️


⭐️森の住人たち⭐️


それはずっと昔のこと、

この地球(ほし)の住人たちはみんな

とっても仲良しでした。


さるさんもクマさんも犬さんもうさぎさんも、キジさんもネコさんもみんなみんな一緒です。


もちろん人間だって一緒です。

みんな、みんな仲良しでした。


そしてこの森をみんな大切に

していました。


森と森の住人達にはとても美しい調和のリズムがありました。


ワクワク楽しい毎日でした。



そんなある日。


多分それは今から一万三千年ぐらい前のある日です。


みんな仲良しだったはずの森の住人の中で人間だけがちょっと変わってしまったのです。


フィクションという、ありもしないものを妄想できるようになりました。


「大変だよ❗️」と人間が言いました。


「何が大変なの❓人間さん」


「もう何時も食べている果物がなくなっちゃうんだよ❗️」


「食べられなくなったら死んじゃうからね、僕たちは麦を作ることにしたんだ❗️」


「畑耕すの❗️」


「遊んでちゃダメなんだよ。」

「怖いことがこれから起きるんだから❗️」


 自然とともに歌ったり、踊ったり、

遊んだり、楽しく暮らしていた動物達はびっくりしてしまいました。


ありもしない恐怖におののいて、

人間達は農耕を始めました。


人間の変化に驚いてしまった、

動物達の心の中には何時も神様が共にいました。


「人間さんはどうしたんだ⁉️」

「ちょっと変じゃない。」

「どうしたらいいんだろう❓」


動物さん達は話し合いました。


「凄く力強くなってない❓」

「力強くなったよね」

「恐怖ってやつもね」

「持つ必要のないものまでかかえこんでると思うよ❗️」

「心配だって増してさ、最近は神様にだって順位をつけてるよ❗️」


森の隅っこにある里に秘密基地を作り新しい道具やマシーンをドンドン作り出している人間に動物達は話かけました。


「君達はドンドン凄い発明をして、

新しいマシーンもロボットも沢山作って凄いけど最近なんかちょっと変じゃない❓」

「他の星にも飛んでっちゃって、

住んじゃう勢いだけどやっぱり、

ちょっと変だと思うんだ。」


「僕らと一緒にまた暮らそうよ」

「秘密基地も素敵だろうけど僕らと暮らした森の真ん中にたまには戻っておいでよ」


僕たちと一緒に森の風を感じようよ。

今ここに在る幸せを感じられないで、

どうして未来が幸せなの❓


森のみんなは今この瞬間が幸せなんだ。


ずっとそうだったじゃないか❗️


この地球のリズムをもう一度、

聴いてみようよ。


君達人間もキット思い出すよ。


森の中でゆっくり深呼吸してみてよ。


花の香りを味わおうよ❣️


動物たちの説得にほんの少しだけ、

心を揺さぶられた人間達は膨れ上がった妄想を沈めて森の真ん中で深呼吸をしてみました。


リラックスして、

ゆっくり目をつむってみました。



森をお散歩して樹木の香りも、

お花の香りも楽しみました。


動物さん達とも久しぶりに楽しい時間を過ごしました。


人間達は動物さん達に大事な何かを

思い出させてもらったようです。

ほっこり暖かくなりました。


さて人間達はこの美しい地球の森と

森の住人達とまた仲良く暮らすことができるでしょうか⁉️


どんな素敵な調和のリズムを奏でて

いくのでしょう。



🍎⭐️🍎⭐️🍎⭐️🍎⭐️🍎⭐️🍎⭐️🍎⭐️



三月に入り、

だいぶ暖かくなりました。



りんごの花もほころびだしそうです。















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